ネット時代の勝手連と公選法

このブログでは、どの候補を支援するかに関わりなくすべての勝手連を支援するために、勝手連にとって有用な公選法の情報を提供していきます。 (引用・転載フリー。ただし商業利用は禁止です。)

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選挙期間中の勝手連イベント


 選挙関係者ではない不特定多数の人やそうした人が参加しているメーリング・リストにイベントの案内を送ることができるかという問題の前に、そもそも勝手連が選挙期間中にできるイベントは何か、という問題があります。


  公選法には、「選挙のための演説会の禁止」という規定があります。(第164条の3)

  しかし、ここでいう演説会とは「あらかじめ特定の候補者等の演説を行うことを周知し、それを聞くことを目的として会場に集まっている聴衆に向かって演説すること」です。

※選挙制度研究会編『実務と研修のためのわかりやすい 公職選挙法(第13次改訂版)』ぎょうせい、p.212


 ということは、あらかじめ特定の候補者が演説を行うことを周知せず、そのイベントのゲストとして候補者が若干の演説をすることは問題ないことになります。これは「幕間演説」と呼ばれるようです。事前のイベント告知・周知の際に「当日、サプライズ・ゲストが来る!」ぐらいの表現をすることはセーフです。複数の立候補者がいる選挙では「××選の候補者が来る!」もセーフと言われています。「特定の候補が演説を行うことを周知」していないからです。もちろん、ゲストとして候補者が参加しないイベントなら最初から何の問題もありません。

  上記の内容に合致していれば、音楽会や映画会や、政治政策をテーマとした座談会、懇親会などを開催することは問題ありません。屋内、屋外を問いません。

  こうしたイベントの案内をすることも大丈夫です。
  そのイベントの宣伝をすることが不自然でない範囲であれば電子メール(メーリング・リスト含む)やブログなどのWEBで宣伝できます。

  ただし、身内への事務連絡を除く文書図画(ネットを含む)をつかってイベント告知を行う場合には、上に書いたようにくれぐれも候補者等の名前を出さないように気をつけてください。「等」は候補者のあだ名やキャッチフレーズ、シンボル・マークなど候補者を連想させるものです。出してしまうと第146条の「脱法文書」として引っかかってしまいます。勝手連の団体名まで含めてチェックする必要があります。もちろん、投票を依頼、呼びかける内容はもろに文書図画規制にひっかかりますから絶対に避けてください。

 以上を逆にいうと、内部事務連絡をのぞいて文書図画(ネットを含む)を一切出さないのであれば、目的自体、もろに当選を目的とする集いを持つこともできます。

  なお、屋外でイベントを開催する時に注意すべきことが一つだけあります。
  「自動車を連ね又は隊伍を組んで往来する等により気勢を張る行為」は第140条で禁止されていますのでお気をつけを。まあ、普通はやらないですよね(笑)   

2007年3月28日追記 本文の書き方では不明確だったかもしれませんが、候補者の名前を出した文書については、不特定または多数への頒布が禁止されているだけですので、不特定または多数ではなく、主催者内部の事務連絡で名前を出すのは全く問題ありません。この場合、念のため「内部事務連絡」の語句を冒頭などにつけておくのを忘れないようにしましょう。
 なお、告知の問題とは別に、当日の構成の問題として候補者本人の話がメインになってしまうと個人演説会とみなされてしまう危険性がありますので、あくまで「幕間演説」などメインではない扱いにとどめてください。

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