ネット時代の勝手連と公選法

このブログでは、どの候補を支援するかに関わりなくすべての勝手連を支援するために、勝手連にとって有用な公選法の情報を提供していきます。 (引用・転載フリー。ただし商業利用は禁止です。)

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都知事選の3つの実例から

 いま、東京では都知事選が闘われています。勝手連の活動も活発です。

 そんな中、公選法の題材につかえる事例が3つまとまって発生しました。今日はこれらを見てみたいと思います。

 まず、いわゆる「幕間演説」について。
浅野氏「怒っている。だから戦う」…8日都知事選
 在日コリアンと日本人の高校生の青春を描いて大ヒットした映画パッチギ!の続編試写会の舞台あいさつに浅野候補が現れ、アピールした、というもの。まさに幕間演説!(笑) 石原知事に“ケンカ”を売ったことに共感した井筒監督から招かれたそうです。
 他の主催者が選挙とは別の目的で開催した映画会等の幕間で演説するのが幕間演説です。その人の演説を聴くことを目的に集まった聴衆に対して演説すると個人演説会になってしまいますが、これに当てはまらなければ幕間演説となります。勝手連主催の集会の多くはこのパターンで整理されます。
 ちなみに、某オリコンのWEBでは、「公選法スレスレ」という間違った記事を書いていましたが、幕間演説では「私が候補です。投票してください」と投票の依頼だって何だって言えます。何を言っても違反にはなりません。(嘘はダメ(笑)

 次に「利益供与」。
黒川氏 妻・若尾文子との「銀恋」断念…8日都知事選
 女優である若尾さんと黒川候補が集会でデュエットしようとしたら、選管に止められた、というもの。
 プロの芸能人が通常なら料金をとって提供している芸を個人演説会、政談演説会で無料で提供すると、利益供与になるということだと思われます。実は、公選法には「利益供与罪」というのはなくて、199条の2の「寄付の禁止」が俗称で利益供与と言われます。というのも、「寄付」が179条で「金銭、物品その他の財産上の利益の供与又は交付、その供与又は交付の約束で党費、会費その他債務の履行としてなされるもの以外のもの」と定義されているからなんです。わかりました?(笑)
 しかし、女優の若尾さんって普段「歌」で料金とっているのかいな?という疑問は残ります。選管って、何でも「危ない」「該当するかも」って言うんですよね。

慎太郎知事 ヤジにブチッ「うるさい、黙ってろ!」…8日都知事選
 石原候補が、再開発をめぐって地元で反対運動の盛り上がっている下北沢に街頭演説に行ったら野次られて、「うるさい、黙ってろ」「多数決で決めるものだ!」とブチ切れてしまったというお話。
 ここでのお題は235条の「選挙の自由妨害罪」。野次は演説の妨害になるか、という問題です。おそらく度が過ぎると該当する可能性があると思いますが、少なくともこの下北沢の時には警官も注意しなかったようで、「度を超さなければ大丈夫」という実例と言えそうです。多少の野次ぐらいあった方が勝手連らしくていいかも。
 この罪の親戚に、「多衆の選挙妨害罪」というのがあって、その成立要件の中に「警察官から3回以上に渡って解散の命令を受けても解散しない」というのがあります。どうも注意警告を2回受けたらおとなしくした方が良さそうです。

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